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<title>真っ黒ブログ</title>
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<title>超２５話．蜘蛛の糸</title>
<description> 無言のまま、龍と岐路に着く。「どうした、龍。　さっきから、ずっと黙っているぞ？」せっかくの二人っきりの時間なんだから、もう少し何か話してほしいものだ。「メア・・・・馬から下りてもらえないか？」龍がゆっくりと話す。「かまわんが･･･」馬を下りると、龍も馬を下りていた。「･････服を脱いでくれ。」「な、なな････どういうつもりだ？」「こんな道の真ん中で？」正直、まったく予期していない事態だ。予期できていたら、
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<![CDATA[ 無言のまま、龍と岐路に着く。<br /><br />「どうした、龍。　さっきから、ずっと黙っているぞ？」<br />せっかくの二人っきりの時間なんだから、もう少し何か話してほしいものだ。<br /><br />「メア・・・・馬から下りてもらえないか？」<br />龍がゆっくりと話す。<br /><br />「かまわんが･･･」<br />馬を下りると、龍も馬を下りていた。<br /><br />「･････服を脱いでくれ。」<br /><br />「な、なな････どういうつもりだ？」<br />「こんな道の真ん中で？」<br />正直、まったく予期していない事態だ。<br />予期できていたら、それはそれで問題だが。<br /><br />「じゃあ、あっちの茂みに行こう。」<br />龍が指差したのは、草の茂っている小道だった。<br /><br />「そういう問題じゃない！」<br />とは言ったものの、既に龍は茂みに向かって歩き始めていて、<br />仕方なく付いていくことにした。<br />草むらに着いたら、龍が振り返った。<br />「いったい、どういうキャアッ。」<br />手首をつかまれ、思わず情けない悲鳴を上げてしまった。<br /><br />「動かないでくれ・・・」<br />そういって、私の上着のボタンに手をかける。<br /><br />「な、なにをする・・・やめっ・・・」<br />上着のぼボタンが外され、そのまま淀み無い動作でシャツのボタンにも手がかけられた。<br />片手とは思えない手際でシャツのボタンは外され、胸元がはだけ、スカートは足元に落ちた。<br />そのまま、龍の手が服の中に入り、胸、背中とままさぐられた。<br />龍が肌に触れるたび、チカチカと頭の中で閃光が走り、変な気分になってきた。<br />さぞかし・・・・それこそ、滑稽なぐらい私の顔は真っ赤だろう。<br />龍の顔が耳元に近づき、髪を撫でられた。<br />下半身に力が入らない。　膝が震える。<br />背中に回された手から龍の体温が伝わってくる。<br />気が付くと、目の前の龍の胸元に顔を埋めていた。<br /><br />「･････見つけた。」<br />龍が呟く。<br />何を？　と問おうとしたら、急に髪の毛を２，３本引き抜かれた。<br /><br />「何をする！」<br />怒りとは別な理由で膝は震えているが、気丈に言い放つ。<br /><br />「コイツだ。」<br />私の髪に、恐ろしく細い線が付着していた。<br />その先には小さな黒い点。<br /><br />「それがどうかしたのか？」<br />服のボタンを留めながら龍に聞く。<br />髪を引き抜かれた痛みで、頭は冷静になりつつあった。<br />が、冷静になって、疑問が浮上する。<br />私は龍をいつでも殺せるのだ。<br />そして、何故そうしなかったのかを。<br /><br />私の疑問の答えは明確だ。<br />あのまま、なし崩し的にそうなっても良かったのだ。<br /><br />「コイツはアゴルナ蜘蛛の変異種だ。」<br />龍が糸を光にかざす。<br />あの黒い点が蜘蛛なのだろう。<br /><br />「それがどうしたのか？」<br />「とっとと要点を話して欲しいものだな。」<br />「私は気が短い。」<br />その答えが自分自身で許せなかったためか、<br />声は多少険呑な響きを含んでしまった。<br />なんとも情けない。<br /><br /><br /><br />「私は気が短い。」<br />メアの顔は怒りで真っ赤になっていたし、<br />声は抑揚だけで、不機嫌さが理解できそうなほど低かった。<br />だが、取り敢えず殺されてはいないので、<br />きちんと理由を説明すれば許してもらえるのだろう。<br /><br />「こいつは振動を伝えやすいように特殊加工された糸を出す蜘蛛だ。」<br />「そして、声は空気の振動で伝わる。」<br />「後はコイツをラズカタにでもつないで置けば・・・」<br /><br />「ややこしい説明はいい！　率直に話せ！！」<br />メアが声を荒げる。<br />どうやら相当ご機嫌斜めらしい。<br />と言うか、アレで殺されなかっただけでも僥倖だ。<br /><br />「つまり、この糸は俺達の会話を伝えている。」<br />「おそらく、あの爺さんが、俺達の帰りの会話で、」<br />「例の件のぼろを出すのだろうと睨んでいたのだろう。」<br />「後はこの糸をラズカタにでも繋いでおけば、自白付の証拠品の出来上がりってわけだ。」<br />ラズカタってのは昆虫の一種で、魔力を加えると、<br />加えられた魔力の分だけその周りの音を記憶する。<br />それにまた魔力を加えると、そのとき記憶した音を発生させる特殊な虫だ。<br /><br />「よく、気が付いたな。」<br />メアが感心したように俺を見つめる。<br />恐らく、屋敷でメイドとぶつかったときに付けられたのだろう。<br />油断ならぬ爺さんだ。<br /><br />「この蜘蛛から微弱な魔力を感じた。」<br />「正確には、メアの雰囲気に違和感があった、といったところだ。」<br />俺は蜘蛛の糸を掲げて説明を続ける。<br />メアの顔はまだ不機嫌そうではあるが多少和らいでいた。<br /><br />「よし、それをちょっと貸せ。」<br />納得したように頷いたメアは右手を差し出してきた。<br /><br /><br /><br />「よし、それをちょっと貸せ。」<br />龍が差し出した糸を掴み、息を吸う。<br />「残念でしたな、テフェリアルド卿！」<br />「私の優秀な使い魔によって貴殿の企みは水泡に帰したようですな。」<br />「これにこりで、もう馬鹿な真似は金輪際控えていただけると、」<br />「双方にとって有意義であるように思えますな！」<br />そう言い放って糸を引きちぎり蜘蛛を踏み潰した。<br /><br />「あー、メア。　言いにくいんだが・・・」<br />私の言動を一通り見ていた龍が口を開く。<br /><br />「何だ？　お前らしくも無い。」<br />「はっきりと言え。」<br />さっき私のからだをまさぐった感想なら、急いでこの耳を塞ごう。<br /><br />「派手に啖呵を切ったところで悪いが、糸は既に切っておいた。」<br />・・・・・・・それを早く言え。<br />恥かしいったらないではないか<br /><br />「それともう一つ。」<br />「あの蜘蛛は体毛に付着しやすい。」<br />「帰ったら良く調べて見るといい。」<br />私は初めて、自分の陰部に毛が無いことに感謝した。<br />あんなところをまさぐられたら、正直堪らない。<br /><br />「自分ではよく見えない。」<br />「帰ったら、お前が調べてくれ。」<br />････はて？<br />私は今なんと言った？<br /><br /><br /><br />「帰ったら、お前が調べてくれ。」<br />････ハイ？<br />メアは今なんて言った？<br />突拍子の無い一言だったので、思わず口が半開きになっていた。<br />俺はともかく、言った本人であるメアも口が半開きなのはどういった訳であろう。<br /><br />まあ、それは瑣末なこととして置いておくとして、<br />メアの体中の体毛を探るのはメイドにでもやらせれば良いだろうに･･･<br />とも思ったが、メア本人も見つけることの叶わなかったあの蜘蛛を見つけられるのは、<br />この俺だけだ、という評価を俺が受けているのだろう。<br /><br />「任せとけ。一匹残らず踏み潰させてやるよ。」<br />ならば答えねばなるまい。<br />恐らく、メアについていたのはあの一匹だけであるとしてもだ。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p style="MARGIN-RIGHT: 0px" dir="ltr" align="center"><a title="次の話" href="http://blackblog4444.blog28.fc2.com/blog-entry-172.html"><font size="3">次の話</font></a></p><br /><br /><br /><br /><br /> ]]>
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<dc:date>2009-11-15T22:53:10+09:00</dc:date>
<dc:creator>黒色至上主義</dc:creator>
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<title>超２４話．司法</title>
<description> 「ようこそおいでくださいました。ルッテンハイム卿。」「話は主から覗っております。」「さあ、こちらへどうぞ。」メイドの服を着た若い女が、恭しく頭を下げて、扉を開けた。メアの後ろにしたがって屋敷に入る。いくつかの扉をくぐると、広い中庭に出た。白髪をオールバックにまとめた老人が白木の椅子に座っていた。「これは、これは、ルッテンハイム卿。」「まあ、立ち話もなんですからこちらにお座りください。」老人が席へと
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<![CDATA[ 「ようこそおいでくださいました。ルッテンハイム卿。」<br />「話は主から覗っております。」<br />「さあ、こちらへどうぞ。」<br />メイドの服を着た若い女が、恭しく頭を下げて、扉を開けた。<br /><br />メアの後ろにしたがって屋敷に入る。<br /><br />いくつかの扉をくぐると、広い中庭に出た。<br />白髪をオールバックにまとめた老人が白木の椅子に座っていた。<br /><br />「これは、これは、ルッテンハイム卿。」<br />「まあ、立ち話もなんですからこちらにお座りください。」<br />老人が席へと促す。<br />メアが椅子に座り、俺はその後ろに立った。<br /><br />暗く赤い月の下、ギスギスしたお茶会が始まった。<br /><br />「今日お呼びしたのはほかでもありません。」<br />「私の三男のジオビスと貴女方が評議会の席で一悶着あったそうで・・・」<br />「そのことに関して、詳細のほうを覗いたく存じまして、」<br />「自身の身分も弁えず、貴女方を呼びつけたしだいに御座います。」<br />やさしい笑顔の下、老眼鏡のなかで鋭く老人の目が光る。<br /><br />「ほう、あの小僧はジオビスと言うのか。」<br />メアが不敵に笑う。<br />取り敢えず、出だしとしては最悪な部類に入るであろう返し方だ。<br />「評議会では、私の使い魔の龍となにやらもめていてな、」<br />「私が仲裁に入ったのだ、収拾が付かず、二人で決闘したようだな。」<br />「･･･はて、どっちが勝ったのだったかな？」<br />と俺に話をふってきた。<br /><br />「私の圧勝。　話にもなりませんでした。」<br />「むしろ、あれを決闘と呼ぶのは決闘に対して失礼です。」<br />メアに合わせて挑発的に答える。<br /><br />「そうか、そうか。」<br />メアがこちらに顔を向ける。<br />「そんなに弱かったか。」<br />嬉しくて堪らない。<br />顔にはそんな笑みを湛えていた。<br /><br />「はい、あんな出来損ないを社交場に送り出すなんて、親の顔が見てみたいものです。」<br />そんな嬉しそうな顔をされると、こちらもつい、調子に乗ってしまう。<br /><br />「ほう・・・龍、お前は幸運だ。　どうやら、その願いは簡単に叶いそうだぞ。」<br />少しだけ声の調子を上げて、メアが答えた。<br /><br />「左様ですか。　後学のためにも、ぜひ一度拝見したいものです。」<br />ついでにメモ用紙も取り出した。<br /><br />「私達一族を侮辱するのは、その辺にしていただけると、幸いなのですが。」<br />老人は最早限界と言わんばかりの形相で、俺達の話を遮った。<br />「そんなお話を拝聴するために、日ごろご多忙であろうあなた方を呼びつけた訳ではありません。」<br />会話に段々と静かな凄みがにじみ出てきた。<br />こういう人間はできれば敵にしたくないタイプだ。<br />だが、メアは完全に敵にするつもりらしい。<br /><br />「そう言われましてもな、今お話して差し上げたのが全てですが？」<br />メアが紅茶を手に取り口元まで運び、そのまま庭に捨てる。<br /><br />「あくまでそう仰るならば、後日の病院での件に関してはどう説明するおつもりです？」<br />老人がすこし身を乗り出す。<br /><br />「説明も何も、我々はここしばらく病院になどに行ってはいない。」<br />メアが言い切る。<br /><br />「証明する手段はありませんな。」<br />「いくら見たといっても、いざ証言台に立てば、」<br />「ルッテンハイム卿に不利な証言をするものなど存在しないでしょうからな。」<br />老人が浅いため息をつく。<br />「わかりました。　こちらとしては病院で何かしらの事があったと考えさせていただきます。」<br /><br />「ご勝手に。」<br />「･･･そういえば、その後、ご氏族はどうなさられたのでしょうか？」<br />メアが意地の悪い笑みで問う。<br /><br />「病院から落下し、治療室にて大量の毒薬を自ら呷り、死にました。」<br />老人は何かに耐えるように歯を食いしばっている。<br /><br />「そうですか、そうですか、オクヤミモウシアゲマス。」<br />メアの言葉は抑揚のかけらも無かった。<br />「それでは、我らも暇ではありませんので、これにて。」<br />メアが振り返って歩き始める。<br /><br />「・・・・貴重なお時間をどうもありがとう御座いました」<br />老人が悔しそうに頭を下げる。<br /><br />「きゃぁ。」<br />メアに続いて振り返ろうとして、メイドの悲鳴らしいものが聞こえた。<br /><br />「もっ申し訳御座いません。」<br />メイドが慌てた様子でメアのローブを拭いていた。<br />メアと衝突でもしたのだろう。<br /><br />「気にするな。安物だ。」<br />そう言ってメアはローブを外し、一瞬で消し炭に変えた。<br /><br />そのまま、屋敷の外まで案内され、繋いであった馬に乗った。<br />そこで、メアの雰囲気に何かしらの違和感があった。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p style="MARGIN-RIGHT: 0px" dir="ltr" align="center"><a title="次の話" href="http://blackblog4444.blog28.fc2.com/blog-entry-172.html"><font size="3">次の話</font></a></p><br /><br /><br /><br /><br /> ]]>
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<dc:subject>未分類</dc:subject>
<dc:date>2009-10-06T00:52:15+09:00</dc:date>
<dc:creator>黒色至上主義</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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<title>超２３話．着火</title>
<description> 「ふう。　最近、あまり言うことを聞かない。」龍がため息をつく。「なあ、龍。」「イオにあげる褒美とやらは何だ？」残念なことに私の頭の中は卑猥な想像で渦巻いている。俗物極まりない。「ああ、チョコレートだよ。」「普段食わせないようにしてるからな。」「いざというときには、割りとよく言うことを聞く。」・・・・・・・こういう時、結構な自己嫌悪に陥る。「普段、何を食べさせてるんだ？」これは単純な興味だ。もし龍の
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<![CDATA[ 「ふう。　最近、あまり言うことを聞かない。」<br />龍がため息をつく。<br /><br />「なあ、龍。」<br />「イオにあげる褒美とやらは何だ？」<br />残念なことに私の頭の中は卑猥な想像で渦巻いている。<br />俗物極まりない。<br /><br />「ああ、チョコレートだよ。」<br />「普段食わせないようにしてるからな。」<br />「いざというときには、割りとよく言うことを聞く。」<br />・・・・・・・<br />こういう時、結構な自己嫌悪に陥る。<br /><br />「普段、何を食べさせてるんだ？」<br />これは単純な興味だ。<br />もし龍の手作り料理だったりしたら、時間を見計らって顔を出さざるを得まい。<br /><br />「調理場の残飯だ。」<br />まあ、そんなことをするような柄でもないだろう。<br /><br />「ほう、結構贅沢じゃないか。」<br />ついでに、生ごみも減って一石二鳥だ。<br /><br />「ああ、意外とバランスの取れた食事だ。」<br />私の揶揄をどう受け取ったのか、軽い口調で答え煙草を銜える。<br /><br />「ん？煙草吸うのか？」<br />私はあまりあの臭いが好きではない。<br /><br />「ああ、禁煙だったかな？」<br />龍が少の残念そうな顔。<br /><br />「問題ない。」<br />「それより動くな。」<br />龍にそう言って銜えている煙草に魔力を集中する。<br />指をならし、その煙草の先を発火させる。<br />････筈だった。<br />煙草は消し炭になり、龍の顔には若干すすがついた。<br /><br />「やっぱり禁煙じゃないのか？」<br />消し炭になった煙草を吐き捨て龍が聞く。<br /><br />「あ、いや･･･火を点けてやろうと思ったのだが･･･」<br />「その････すまん。」<br />火炎の細かな制御などした事も無かったのに不用意すぎた。<br />情けなさを通り越し、怒りすら覚える。<br /><br />「気持ちだけ受け取っとくよ。」<br />そう言って新たな煙草を銜え、マッチで火をつけた。<br /><br />「そっ、そういえばあの女、また新しい服を着ていたな。」<br />少々いたたまれなくなり、話題を変えた。<br />「なんでも、買い与え過ぎじゃないか？」<br />実際、ちょっとだけ羨ましかったりもする。<br /><br />「そう言うな、あいつが体張って、自分で稼いでるんだ。」<br />「だいたい、稼ぎの50％があいつに使う金だな。」<br />最近、使用人の間で噂になってる女はあの阿婆擦れのことか。<br />侮蔑の意味をこめて阿婆擦れと呼んでいたが、侮蔑ではなく事実だったようだ。<br /><br />「50％とは、随分気前が良いんだな。」<br />私なら30％がいいところだな。<br />そう思って、自信の矛盾に気付く。<br />では、何故龍には考えも無くあんな大金を渡したのだろうか？<br /><br />「金自体は、最初にメアがくれた分が残っているからな。」<br />「必要なら返すが？」<br />まるで、私の考えを見透かしたような龍の問いかけ。<br /><br />「いらん、あれはお前にやった金だ。」<br />「それに、金の類は吐いて捨てる程ある。」<br />お前ならいくら使おうが私は構わん。<br />そうは思ったが、口には出さなかった。<br />そんなことを言っても喜ぶ奴ではないだろう。<br />「さて、そろそろ着くぞ。」<br />いかにも荘厳そうで、安っぽい造りの建物。<br />中央局法務課法務管理室室長の生家だ。<br /><br /><br /><br />「さて、そろそろ着くぞ。」<br />メアがそう言って指をさした。<br />鬱蒼と茂る森の樹木の間から巨大な建造物が目に入った。<br />いかにも荘厳そうで、安っぽい造りだ。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p style="MARGIN-RIGHT: 0px" dir="ltr" align="center"><a title="次の話" href="http://blackblog4444.blog28.fc2.com/blog-entry-171.html"><font size="3">次の話</font></a></p><br /><br /><br /><br /><br /> ]]>
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<dc:subject>未分類</dc:subject>
<dc:date>2009-09-28T00:38:26+09:00</dc:date>
<dc:creator>黒色至上主義</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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<title>超２２話．出掛</title>
<description> 翌日朝っぱらからにメアに呼び出された。「どうした、こんなに朝早くに。」「お前がこの前痛めつけた、テフェリアルド・････グルムス・ジオビス。」メアが一瞬メモ用紙を確認した。俺と同じで名前を覚えるのが苦手なのだろう。「例のお前がのした小僧のことなんだが・・・」その一言でメアが言った長ったらしい名前の主が判明した。「テフェリ何たらがどうかしたのか？」あの小僧のことは、もうどうでもいい。ただ、復讐しに来るな
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<![CDATA[ 翌日<br />朝っぱらからにメアに呼び出された。<br />「どうした、こんなに朝早くに。」<br /><br />「お前がこの前痛めつけた、テフェリアルド・････グルムス・ジオビス。」<br />メアが一瞬メモ用紙を確認した。<br />俺と同じで名前を覚えるのが苦手なのだろう。<br />「例のお前がのした小僧のことなんだが・・・」<br />その一言でメアが言った長ったらしい名前の主が判明した。<br /><br />「テフェリ何たらがどうかしたのか？」<br />あの小僧のことは、もうどうでもいい。<br />ただ、復讐しに来るなら大歓迎だ。<br />是非ともイオで撃退してやりたいところだ。<br /><br />「そいつの親父が私を呼びつけてな。」<br />確か会ったときにそんなことを言っていた。<br /><br />「ほう、メアを呼びつけれるほど偉いのか。そいつは。」<br />だとしたら、アイツの虚勢はあながち嘘でもなかったらしい。<br /><br />「うむ、中央局法務課法務管理室室長。家柄や金だけで上り詰められる地位ではない。」<br />中央局法務課。<br />確か司法を司り、独自の治安維持部隊を保有する機関だ。<br />「もっとも、権力の分散を嫌う貴族会の急進派が敵対していて、」<br />「それを私を筆頭とする穏健派がそれを擁護している形だ。」<br />「だから、息子の一人や二人殺されたぐらいでは、私に強くは出れんよ。」<br />腕を組んで得意そうに語るメア。<br />それはつまり、余程のことが無い限り逮捕されることは無い、ということだ。<br /><br />「ほう、お前が穏健派とはな。」<br />親子の絆の軽さよりも、そっちのほうが驚きだ。<br /><br />「歴史のあるものは変化を嫌う。私も例外ではない。」<br />メアの言うことはわかるが、<br />その“歴史”が本人の年齢なのか家柄の古さなのかは判断しかねた。<br />「支度をしろ。馬は下で待たしてある。」<br />そう言ってメアは一人階段のほうに歩いていった。<br /><br />スーツを着てマントを羽織って、下まで降りた。<br />待っていたのは、馬が二頭。<br />「馬車じゃないのが、いかにもメアらしいな。」<br /><br /><br /><br />「馬車じゃないのが、いかにもメアらしいな。」<br />まるで私が御転婆だとでも言いたげだな･･･。<br /><br />「そうだ、先方の事情もある。イオは置いていくぞ。」<br />ただでさえいつも龍のそばにいるのだ。<br />私とて、たまには二人っきりになりたい。<br /><br />「というわけだ、待っていろ。」<br />龍が後ろを振り返る。<br />龍の後ろにいるのは例の犬女だ。<br />ああやって後ろをちょこちょこついて回っているらしい。<br />なんともぴったりな名前をつけたものだ。<br /><br />「･･････」<br />その阿婆擦れ女は、龍のマントを握っていて離そうともしない。<br />どうも最近は、龍の言うことすら聞かないらしい。<br />感情の復帰説も、あながち笑い話ではなくなってきた。<br /><br />「いい子にしてたら、後でご褒美をあげよう。」<br />そう言って、龍はイオの頭の上に手を置いた。<br />渋々、といった表情でイオは手を離した。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p style="MARGIN-RIGHT: 0px" dir="ltr" align="center"><a title="次の話" href="http://blackblog4444.blog28.fc2.com/blog-entry-170.html"><font size="3">次の話</font></a></p><br /><br /><br /><br /><br /> ]]>
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<dc:subject>未分類</dc:subject>
<dc:date>2009-09-28T00:34:34+09:00</dc:date>
<dc:creator>黒色至上主義</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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<title>超２１話．報告　Ⅱ</title>
<description> &amp;nbsp;&amp;nbsp;―報告書―&amp;nbsp;犬女（イオ）の感情の状態とその推移-1&amp;nbsp;我が主　メリアーシュ・フォン･ディア･ルッテンハイム様　　&amp;nbsp;先日、衣服の購入の際、私が店にイオを置いていこうとしたとき、イオは私の衣服を掴みました。私が、殴ろうとしたところ、逃げようとせず、その場にとどまりました。やり取りの結果、殴られても良いからここにいて、と言ったことのような理由があると判明しました。&amp;nbsp;自己の存在の確立の
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<![CDATA[ <div align="center"><table style="BORDER-BOTTOM: medium none; BORDER-LEFT: medium none; BORDER-COLLAPSE: collapse; BORDER-TOP: medium none; BORDER-RIGHT: medium none" border="1" cellspacing="0" cellpadding="0"><tbody><tr style="HEIGHT: 24.6pt"><td style="BORDER-BOTTOM: windowtext 1pt solid; BORDER-LEFT: windowtext 1pt solid; PADDING-BOTTOM: 0mm; PADDING-LEFT: 4.95pt; WIDTH: 658.4pt; PADDING-RIGHT: 4.95pt; BACKGROUND: white; HEIGHT: 24.6pt; BORDER-TOP: windowtext 1pt solid; BORDER-RIGHT: windowtext 1pt solid; PADDING-TOP: 0mm" valign="top" width="878"><div style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt"><span style="FONT-SIZE: 11pt">&nbsp;</span></div><div style="TEXT-ALIGN: right; MARGIN: 0mm 25.9pt 0pt 0mm; WORD-BREAK: break-all" align="right"><span style="FONT-SIZE: 11pt"><font color="#000000"><div style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt"><span style="FONT-SIZE: 11pt">&nbsp;</span></div><div style="TEXT-ALIGN: center; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="center"><span style="FONT-SIZE: 11pt">―報告書―</span></div><div style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt">&nbsp;</div><div style="TEXT-ALIGN: center; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="center"><span style="FONT-SIZE: 11pt">犬女（イオ）の感情の状態とその推移-1</span></div><div style="TEXT-ALIGN: center; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="center">&nbsp;</div><div style="TEXT-ALIGN: right; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt; WORD-BREAK: break-all" align="right"><span style="FONT-SIZE: 11pt">我が主　メリアーシュ・フォン･ディア･ルッテンハイム様　　</span></div><div style="TEXT-ALIGN: center; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="center">&nbsp;</div><div style="TEXT-ALIGN: left; TEXT-INDENT: 11pt; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left"><span style="FONT-SIZE: 11pt">先日、衣服の購入の際、私が店にイオを置いていこうとしたとき、イオは私の衣服を掴みました。</span></div><div style="TEXT-ALIGN: left; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left"><span style="FONT-SIZE: 11pt">私が、殴ろうとしたところ、逃げようとせず、その場にとどまりました。</span></div><div style="TEXT-ALIGN: left; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left"><span style="FONT-SIZE: 11pt">やり取りの結果、殴られても良いからここにいて、と言ったことのような理由があると判明しました。</span></div><div style="TEXT-ALIGN: left; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left">&nbsp;</div><div style="TEXT-ALIGN: left; TEXT-INDENT: 11pt; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left"><span style="FONT-SIZE: 11pt">自己の存在の確立の為の私への依存が、かなり強い傾向で進行していると予測されます。</span></div><div style="TEXT-ALIGN: left; TEXT-INDENT: 22pt; MARGIN: 0mm 0mm 0pt" align="left"><span style="FONT-SIZE: 11pt">さらに、その強い依存の結果、恋愛感情めいたものもあると推定されます。</span></div><div style="TEXT-ALIGN: left; TEXT-INDENT: 11pt; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left"><span style="FONT-SIZE: 11pt">また、私が買取の際にイオの下着を確認したところ、一種の恥じらいとも取れる反応を示しました。</span></div><div style="TEXT-ALIGN: left; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left">&nbsp;</div><div style="TEXT-ALIGN: left; TEXT-INDENT: 11pt; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left"><span style="FONT-SIZE: 11pt">これらの事象は、イオに本来の感情、若しくは、新たな感情が発生している可能性を示唆するには十分な現象であ</span></div><div style="TEXT-ALIGN: left; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left"><span style="FONT-SIZE: 11pt">るといえます。</span></div><div style="TEXT-ALIGN: left; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left">&nbsp;</div><div style="TEXT-ALIGN: left; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left"><span style="FONT-SIZE: 11pt">以上をもって、犬女についての、報告を終了させていただきます。</span></div><div style="TEXT-ALIGN: left; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left">&nbsp;</div><div style="TEXT-ALIGN: left; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left">&nbsp;</div><div style="TEXT-ALIGN: left; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left"><span style="FONT-SIZE: 11pt">追記：体が鈍って仕方が無いため、いくつかの運動器具を購入しました。</span></div><div style="TEXT-ALIGN: left; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left"><span style="FONT-SIZE: 11pt">　　　　必要ならば領収書を提出いたします。</span></div><div style="TEXT-ALIGN: left; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="left">&nbsp;</div>あなたの下僕　九頭神龍雄<s>様</s></font></span></div><div style="TEXT-ALIGN: right; MARGIN: 0mm 0mm 0pt 21pt" align="right"><s>&nbsp;</s></div></td></tr></tbody></table></div><br /><br />購入した器具は前の世界で、使っていたものを意識した。 <br />ちょっとしたボクシングジムが開けるぐらいの量だ。 <br />しかし、貰った金は一向に減らない。 <br /><br />「メア、入るぞ。」 <br />メアの部屋のドアをノックし入る。 <br /><br />「なんだ?　龍。」 <br />また、ネグリジェ一枚だ。 <br />暑いのだろうか？ <br /><br />「報告書を書いた。」 <br /><br />「そんなに暇なら、図書館の司書でもやってくれ。」 <br />「前のヤツは書に食われて重症だ。」 <br />メアが報告書を読みながら話す。 <br /><br />この世界の本は魔物を食うらしい。 <br />まあ、魔力と怨念を込められて書かれた書物が長い月日を経たら、そりゃ噛み付きもするだろう。 <br /><br />「まあ、いいさ。　暇なときに本を整理しとくよ。」 <br /><br />「頼んだぞ。」 <br />「ああ、それと、この&ldquo;器具&rdquo;とやらだが、なんに使うかは知らんが場所をとるようなら隣の部屋を使え。」 <br />そう言って鍵を俺に手渡した。 <br /><br />「スマン。　助かる。」 <br />確かに少々邪魔ではあった。 <br /><br />「礼などよい。　私とお前ではないか。」 <br />そう言ってメアは、豪気な笑みを浮かべた。 <br /><br />「それもそうか。」 <br />何がそうなのかはよく分からないが、まあ、そういうことなのだろう。 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p style="MARGIN-RIGHT: 0px" dir="ltr" align="center"><a title="次の話" href="http://blackblog4444.blog28.fc2.com/blog-entry-169.html"><font size="3">次の話</font></a></p><br /><br /><br /><br /><br /> ]]>
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<dc:date>2009-09-28T00:16:30+09:00</dc:date>
<dc:creator>黒色至上主義</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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